困惑

休日にもかかわらず苦悩している。そんな休日ももうまもなく終わりだが。
 
1.
今の職場になってまもなく2年になるが、精神的にものすごく働きにくい。
残業代が十分につけられない。実際の残業に対して半分くらいの申請しかしていない。
システム上、実際の残業時間をつけることは可能だが、つけると上司から睨み付けられる。
また職場の雰囲気もそんな感じになっている。先輩社員が率先して少ない残業時間を申請している。
明らかに3時間近く残業しているのに「1時間」とか。
そういえば、ああやってグループの昼礼で残業時間の申告をさせているのは、
グループ内での負荷状況を共有して業務の負荷を見直し、分散しようという意識というよりは
実際の残業時間よりも少なく申請しなければいけませんよ、という圧力のように感じる。
愛社精神というものだろうか。賛同しがたい。
 
仕事が終わらないのは効率の悪いせいということにされる。 
実際効率が悪いのかもしれないが、効率の悪いことと残業時間を申請しないのは別のことのように感じる。
実際悪いのであれば、もっと上司は踏み込まなければならないはずである。
 
実際の仕事のアウトプットが弱いというのは事実だろう。
原因は仕事の仕方が前の職場と違う上に、そのギャップを埋めるサポートがほとんどなされなかったことと思っている。
にもかかわらず、「もう8年目だろう」と言われると、どう言い返してよいのか分からない。
 
以前の上司の対応は異なっていた。
残業代は残業した分だけ必ず申請しなさい、とどの場面でも言っていたし
最悪上司が手伝うとまで言ってきた。
その場合、さすがに手伝ってくださいとは言わなかったが、そこまで言われれば
「もう少しこちらでがんばろう」という気持ちにもなる。
結果的にやっていることは同じなのかもしれないが、そういう気持ちというのは大変重要であると思う。
 
2.
もう一つの苦悩は時代の変化である。
最近ワークライフバランスという言葉をよく耳にする。
仕事と生活の両立の重要性を訴えている。
実際今の仕事はもっと踏み込んでやればうまく回せるような気がするが、体がついていかないような気がする。
線の引き方を間違えると、病気になりそうだ。
 
高齢化する前の終身雇用制度の元では
妻がライフ、夫がワークでよかったのかもしれないが、
社会保障の税金がアップして終身雇用制度も不安定となり
生活費が不安定になると夫婦で働かなくてはならない。
そのような状況の中で子育ても介護もする、となると仕事と生活の両立というものを強く意識せざるを得ない。
だが、今の職場は旧態依然でありそのような方向に目を向けようという雰囲気が感じられない。
寧ろもっと儲けるために、よりいっそうとことん社員を遣い潰そうという雰囲気が増しているように感じられる。
 
今の職場だけが悪いのであれば異動希望でよいが、会社全体が時代にそぐわない方向に突き進んでいるように思う。
 
 
仕事の効率化にはスキルアップと考えて取り組む。
それ以上の問題はいよいよ訴えねばならないか。