大人とは

drunkzoo2005-08-28

大人とは計画性があることである。
さらにその計画を確実に実行する精神があることだ。
 
高校時代、中学時代、小学校、幼稚園時代の記憶はあるだろうか。
友人と話した記憶はあるのだろうか。
 
幼稚園時代のことは比較的よく覚えているかもしれない。
星野先生はまさに母であった。
困ったことがあればすぐに先生のところに行っていた気がする。
椅子で鼻をぶつけられたことを覚えている。
先生を泣きながら探し回った。
七夕になると、幼稚園の下駄箱のあたりに飾りつけされた竹があった。
なんだかきれいだなと思っていた気がする。
サンタクロースは園長先生だ。
節分の鬼も園長先生だ。
絵本を読んでもらって、肝油をもらってバスに乗って帰る。
よく車の付いたブロックで遊んでいた。
友達のカエルを逃がしてしまった。
僕は朝先生におはようございますと元気に言っていたのだろうか。
ハーモニカの練習を一生懸命やったが、3冊目の本まではいけなかった。
左ひざを怪我した。逆鬼ごっことかいうのをやっていた。
あのころから、よくいじめられていたのか。
給食をもらっている友達がうらやましかった。
僕も何度か食べたがとてもおいしいという記憶が残っている。
確か、お泊り保育の給食もそれと同じで、とても満足していた。
お泊り保育のとき、プールで溺れかけた。
風呂で鼻に水が入ってパニクった。
スポーツクラブで狼さん今何時とか、でんぐり返りとか、側転とかやった気がする。
バスでプールに行ったり、こどもの国に行ったりもした。
原口さんがかわいいと思っていた。
夏に盆踊りがあって、お祭りの景品で回ると光りながら音が出る独楽をもらった。
盆踊りは歩いて帰った。
こうや君は面白い友達だった。
一階と、二階をつなぐ階段の手すりはつかまって滑り降りることができる。
二回から園庭に向けて滑り台があって、どうやら災害のときとかに使うらしいのだが、
いつか滑り降りてみたいとずっと思っていた。
園庭のロケット。
鎖に金属のワッカの付いたのぼり棒。
鉄棒。
バスの古いやつ。
学園歌。
演劇で王子様役をやりたかったのに、おじいさん役になってしまった。
舞台の草でコケタ。
風船を吹いてどうにかする遊びでどうして負けたのか分からず大泣き。
卒園アルバムにも載っている。負けず嫌い。
先生のオルガン。
教室。
先生の説明を聞いていなかったので隣の子のまねをした。自分勝手。
給食の時間に牛乳がなくて、のどが詰まって、水が欲しいということをどうやって伝えようか困ったとき。
卒園式。階段を上がる前。
こどもちゃれんじ。
犬。
遊歩道。
ねずみ色のスモック。
幼稚園の制服。
体育着。
子供用の車。
三輪車。
ジグソーパズル。
あいうえおの積み木。
大きな積み木。
プラレール
ダイヤブロック
書斎に閉じこもる父。
お風呂で100まで数えた。
歯磨き。母の歯磨き。
手洗い。
ビニールプール。
友達の家。ファミコンゲームボーイ。鉄アレイ。
こいのぼり。
兜、ひな祭り。ラーメンマン。ジパン。ビックリマンにこにこぷん
ルパン三世シティーハンター。ダーティーペア。不思議の海のナディア
若草物語ドラえもんドラゴンボールジリオン
新しいテレビとビデオが届いた日。
確かそのときコーラを飲んだ。
駄菓子屋のおばちゃん。
中医院。
歯医者。
なんだかあまり友達はいなかった気がする。

小学校時代に普段何を考えていたのか記憶にない。
むしろあのときを思い出すことは、
未来を創造することよりも難しくなっているくらいかもしれない。
あのころは、友達と昼休みに体を動かして遊ぶのが好きだった。
先生は、中島先生。西村先生。佐々木先生。新田先生。泊先生。三田先生。山口先生。
いや、色々あった。
書ききれない。
だんだん思い出してきた。
新田、三田先生のときは色々議論をした。
泊先生にはよく怒られた。
 
中学時代はちょっかいを出してくるやつがいなければいいやと思っていた。
柔道も生徒会に入らなければもっとよい成績が残せていたかもしれない。
いや、生徒会に入っていても柔道はできたのだ。でもやらなかった。
周りは無理しなくて良いと言っていたかもしれない。
でも、やろうと思えばできたことを自分が一番良く分かっていたのかもしれない。
そして卒業。卒業式の予行練習をどうしてあんなにたくさんやるのか。
やはり孤立気味だったのかもしれない。
勉強かゲームかという活動しかしていなかった気もする。
 
高校時代はアメフトや係の仕事が忙しすぎて誰かと話した記憶もない。
いや、話すことなんて何もない、と思っていた。
なぜ話す必要なんてあるんだ程度にしか思っていなかった。
古い手帳を見る限り、もっとやらなきゃ、と思っていたようだ。
今ではもう忘れているが、結構苦しかったのかもしれない。
行事もなんだか一人でやっていた気がする。
肌荒れがひどかった。
おそらく暗いやつだったのかもしれない。
同窓会に行っても、なんだか懐かしい気がしないし、あまり楽しくない。
会話をしても盛り上がらない。
孤独に牛乳を飲んだ記憶。メリークリスマス。
 
浪人。
 
大学。
 
そして、
 
今。
 
もはや、他人に決められた道などない。
天と地があるばかり。
そんな中で何を、どうやって生きろと。
 
人生に限りがある。だからこそ仕事には限りがある。
分子が無限なら、分母が有限である限り、どの仕事も終わることはない。
 
もはやここまで来た。
私は真実を見極めんとするばかりだ。
そして何が自分の幸福かを。