増えるリタイア人

最近、自分の周りでどういうわけか脱落して行ってしまう人が多い気がする。
一人二人なら、その人のせいに思えるが、だんだん自分の周りにそういう人が増えてきた気がする。
ここまでくると一種の現象と見てもよい気がする。
おそらく自分もその影響下にあると考えてよい。
自分もどうにも逃げ出したいときが最近よくある。
おそらくそこを逃げてはいけないのだろうが、そこがよくわからない。
 
かといって、いつまでも親の力に頼っていてはいけない。
 
本当に生き残るすべを考えなくてはいけない。
 
基本的に衣食住が足りていれば人間、生きられる。
日本でそれを達成するのは他の国よりもおそらく困難である。
とにかく基本的に金が要る。
そのためには働く。
できればよい給料が欲しい(この発想は宇宙的に善ではない)。
良い給料のためには高い能力が必要だ。
その高い能力は自分の才能であって欲しい。
、という欲が出る。
 
しかし、そのためには過酷な試練がある。
それを乗り越えてこそ人生、と疑問も持たず思える人はよい。
 
インターネットで情報収集能力が容易に手に入る一方で、
それ以外の能力やものは手に入れるためには苦労が必要だ。
コンピューターの力で万能性を持ったかに思いがちだが、
実は全くの思い違いであることに意外と気が付かない。
 
社会を物理的に見ると、基本は加工と運搬である。中学校の教科書を見てみると改めて、そのことを「経済」と呼ぶのだそうだ。
その加工と運搬がダイナミックに行われるための仲立ちとして「貨幣」が不可欠である。
当たり前のことのようだが、全く忘れてしまっている概念だった。