時間は自らの力でススメル

常々、己とは、世界とは、宇宙とは、ということを考えてきたが、
やはり、己の命は1つであり、己の世界も1つであるという以外の真実は無い。
 
非常に充実した時間を過ごしているように見える人がいるが、彼らの考え方はおそらく、
「時間は過ぎ去ってしまうものではなく、自らの力で進めていくものだ。」
という発想なのではないだろうか。
 
そして、「死」に対してはむしろ、自殺のような消極的な死とは異なり、自らが納得のいく死を迎えるために自分自身を完成させていこうとする積極的な死を考えているのではないだろうか。これがまさに人間らしい「生」のあり方であるように感ずる。
 
「人生は自己満」といった、大宮先生の言葉は深い。
 
子曰く、
「吾、十五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳に順う。七十にして心の欲する所に従いて矩をこえずと。」