どこまで交渉の余地があるか

就職活動をする上で、面接というのはどういった意味を持つのか?
 
よく就職本などで、「こうすれば内定する!」といった文面が見られるが、これは受験の延長の発想ではないのか?果たして、内定などたくさん取れればよいものなのだろうか。
 
今日、友人のY.K.君と話す機会があったので、話を聞いてみると、
「面接では、自分を売り込んで、自分を会社に買ってもらうという発想ではなくて、
自分はこういうことがやりたいが、会社は私が必要かどうか、私の経歴がどうだからではなくて、ほかでもない私だから必要なのか?そうでなければ、私は他を回ります」という発想である。
 
一方で、これは非常に傲慢になるので、自信のある人だけがこのような就職活動をするべきであろう。まず、この時期に内定が取れないということはない。この発想は「平成的価値観」である。まさにこういう人材を欲している企業は今たくさん出始めており、進んでいると考えられるだろう。
「昭和的価値観」においては、個人の力が弱いが、「平成的価値観」においては、個人の力が強い。
 
むしろ先にわがままを言ったほうの勝ちである。
 
今は、肉体としての命は保障されているといっても過言ではない。精神的な命を重視する時なのかもしれない。