いぇー!あいあむKY!

亀田や沢尻はマスコミにえらく取り上げられた、被害者であるとも言える。
 
確かに亀田は「空気」を読んで国民の期待にこたえ、そして謹慎処分を受けた。
 
一色登希彦先生は日本沈没2巻で主人公に
「この国はとっくにおしまいですよ」
と言わせている。
 
「手放しで崇拝して褒めそやしたかと思えば、
手のひら返しでこきおろして揚げ足とって
立ち直れないほどに、そして死なない程度にズタボロになぶる…
ニヤニヤ薄ら笑いしながらね」
 
マスコミと国民が一体となって、この台詞の通りに行動している。
 
「少しでも外から日本を眺めた事のある人間なら誰でも思うよ。
日本てのは、いつの間にかみっともない恥ずかしい国に成り下がってしまった…ってね。」
 
最近、空気読め!というのは当たり前の台詞になってしまったが、
果たして最初はどういう意味で使われていたのか。
最初はおそらく「常識を理解しよう」という意味に使われていたのだろうけれども、
今では、「何も自分で一生懸命考えなくて良いから、あと自分で色々と考えるのは面倒くさいから、周りの雰囲気にしたがって行動して、そんでもって周りの雰囲気に従わない人を排斥するような行動をとれば、とりあえず仲間はずれにならないですむ」という意味に聞こえる。
いじめ、ユダヤ人虐殺と何も変わらない。
 
だから私はあえて言う、

「いぇー!あいあむKY(空気を読まない人、空気に逆らう人、空気と戦う人)!」