古い情報と新しい情報
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- これは10月22日に書かれたものである。
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古い情報は価値が下がるという。
なぜか?
枕草子は大変古い文学であるが、価値がある。
その文字列自体に金銭的価値は全くなく、著作権もなく、全国の教科書に載っているが、歴史的に価値がある。
では、ニュースは後になると価値が下がるように感じられるのはなぜか?
おそらくそれは、それを「現在」と認識しようとするから価値が下がるのである。
ちなみに、我々が感じているすべてのことは少なからず「過去」である。
感覚器官が感じ取ってから脳が認識するまでは確実にタイムラグが存在する。
常に過去である。
つまり、現在を考えることは、過去から未来を想像することと同値である。
また現在では過去から未来への創造が行われている。
で、新しい情報というのは特殊な情報である。
古い情報というのは普遍的な情報である。
ただ、普遍的な情報には金銭的価値が低くなりがちだから、
金銭的価値がない=価値がない
だから、古い情報は価値がないと思われてしまうのである。
金銭至上主義。
ああ、おそろしや。