なぜすぐ風呂入らないのか

家庭でのエコ案で、「できるだけ短い時間で家族全員が風呂に入ればガス代が節約できる」と聞いた。
そのなかに「お風呂に入れと言われてすぐ入るべき」という話もあった。
なんだ、どこの家庭でもそういった現象はあるのか、と思った。
どうやら、お風呂に入るというのは一部の人間にとっては億劫なことであることらしい。
その割には温泉に率先していく人もいるのが不思議だ。
 
風呂は、体をさっぱり清潔にして暖める一方で、
服を脱いで着なおしたり、体や髪を乾かさなくてはならない。
そう考えると確かに億劫になるのも分かる。
だが作業そのもの以上に、体温の上昇、衣服の交換といった
「変化」そのものに対して抵抗があるのではないかとも考えた。
変化には「意志」が必要である。
他人に要求されるだけの変化には抵抗を感じてしまうものである。
つまりは「お風呂に入れ」と言われた段階でだいぶ風呂には入りたくなくなっている。
だから温泉には率先していく。温泉は他人に行けとは言われない。
周りから要求される必然を自分でやろうと考えるようにすると少し変わるのかもしれない。
 
なんとなくそんなことを考えた。