忘れる  ヤノマミ

仕事では報告書を書くので何をやったか分かるが、休日何をやったかなんて忘れてしまう。
写真を取った日は覚えていられるが、そうでない日は宇宙の歴史から消え去ってしまう。
 
先週はテニスをやり、その次の日はゴロゴロしていた。
今週はテニスをやる予定が花見に変わり、けいおん見たり、みんゴルやったり。
今日は床屋へ行き、服と本を買い、PCをネットで買い、あとは雑多なことをチマチマチマと。
 
なんだか休日はほんとにチマチマしたことばっかりやっている。
もっとパーっとなんかやるべきなんだろうが、
趣味がチマチマしたことをやることになってきている気がする。
まあ、とりあえず仕事がちゃんと出来ればよい。
 
―追記―
NHKスペシャルでヤノマミ族の生活について特集していた。
恐らく中世の人々が見たら『野蛮』な一族である。
また、視聴者のほとんどは掛け離れた存在として彼らを見るだろうか?
 
私は『人間はもともとこのようにして生き、今でもこのようにして生きられるのだ』という
以前から持っていた仮説に根拠を得た、というのが感想である。
ヤノマミのありのままの生き方と、戦争やったり、大恐慌を引き起こしたり、自然を破壊したりするナプの生き方にははなはだしい違いがある。
番組を見ていて、ヤノマミはキチガイであるといった印象はむしろ持たず、
ナプはなぜこれほど複雑なことをやって苦しもうとするのか、という疑問が湧いてくる。
どちらが正しいというわけではない。
あえて、何かしらの指標を立てるとすると、それは「組織化階層」のレベルに差があるということである。
ヤノマミの組織の上位には森が来る。森単位で活動している。
ナプは陸地のかたまり、星のかたまり単位で活動している。その階層は深い。くだらない部分もある。
単に大きいだけでなく複雑な自立分散システムを持っている。
よって進化が急速である。
現実世界に対する対応、コミュニケーションの深さが深い。