何をさせたいのか

凶悪な殺人事件があれば、テレビのショーはかなりの期間、それを延々とやっている。
 
ある程度すると使い古されたように放送されなくなる。
 
名探偵コナンも子供向けに殺人事件を見せまくっているが、
殺人事件=話のネタ にすぎない みたいになっている。
おかしいと思う。
だがそういった事件をサスペンスドラマ的に仕上げて、ともにスポンサー広告を挟めば、儲かるのだから、
問題の根本は、見る側の視聴者にあるとも思える。
 
ある程度まともな放送局であれば、その事件からどのような教訓が得られるのか?
というところまでやることもあるが、
たいていその犯人の属性や異常さに注目し、そういった符号=問題という風に片付けて終わりである。
あるいはこういう教育がダメだとか、親がダメだとかそんな話である。
根本的な解決まで見出すようなものは少ない。
 
そういった報道がなされているにもかかわらず、事件が減らないのだから、
マスコミが一生懸命その事件を報道しようと、すまいと意味が無いのだ。
根本的な解決に向かわないのだ。
むしろ番組的には定期的に殺人事件はあってくれたほうがネタに困らないのだ。