日本の方針

drunkzoo2006-03-29

について、夕食のときに母と勝手にシンポジウムを開いた。
 
論点は、
1.少子化は、年金どうこうではなくて、物理的に養われる側の人間に対して働き手が不足するために、日本を破綻させる。小手先の政策は効果がない。
 
2.大量生産大量消費時代はもう終わった(光回線も伸びず)。
これからの日本は物を提供する国だけでなく、文化(伝統文化や地域の特色)や風土(日本には春夏秋冬の四季があって、少なくとも4回は楽しめる国である)、知的財産(アニメや音楽、ゲームなど)、サービス(チェーン店からオーダーメイドへ)を提供する国になる。
 
3.文化の伝承がなされていない。
今、70歳以上の人たちは戦争の経験から、過去を悪いものとして受け止めるところがあり、過去の文化を次の世代に伝承できていない。そこから、文化、基本的な生活までも伝承できていないところがあり、子育ての正しい方法さえ伝授できない状態になっている。
夕食のときでさえ顔を合わせないような家庭が急増する今日、「伝承」という概念は失われつつある。日本の伝統をはじめ、子育て、技術教育の面でも伝わらないものがたくさんあるのではないか。そう考えると、日本が抱えている問題は根が深いといえる。
 
4.3に関連して、伝承という面で教師職の重みはますます重くなる一方で、当の教員や、その教員を育てる側の自覚は軽すぎるという現状。
 
5.学校教育に関わらず、会社にしろ、家庭にしろ、
自分たちの技術や、考え方を次の世代に伝えられない社会は破綻する。